中心静脈圧(Cvp)の基準値と異常原因|看護師が知るべき測定の全知識

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CVPの測定値は、体位やセンサーの位置によって容易に誤差が生じます。正確なモニタリングを担保するため、標準化された測定手順を遵守することが極めて重要です。

1. 中心静脈圧の測定部位とカテーテル位置

カテーテルは主に内頸静脈、鎖骨下静脈、大腿静脈から穿刺・挿入されます。測定部位として最も望ましい先端位置は、上大静脈(SVC)と右心房の接合部付近です。先端が浅すぎると静脈弁の影響を受け、深すぎて右心室に入ると不整脈(心室期外収縮など)の誘発や心破裂のリスクがあるため、挿入後の胸部X線写真による先端確認が必須となります。

2. CVPゼロ点合わせの手順(看護ケアの要点)

トランスデューサーを用いた電子圧測定では、ゼロ点合わせ(ゼロキャリブレーション)の精度が測定値の信頼性を左右します。

  1. 体位の決定:原則として背臥位(仰臥位)で行います。頭側挙上(30度等)で測定する場合は、毎回同一角度で測定する統一基準をチーム内で共有します。
  2. 基準点(ゼロ点)の設定:右心房の高さに合わせるため、「第4肋間と腋窩中線の交点(Phlebostatic axis:静脈軸)」にトランスデューサーの基準ポートを合わせます。
  3. 大気開放とキャリブレーション:三方活栓を患者側へ遮断し、大気側を開放してモニター上で「ゼロリセット」を実行します。
  4. 測定と波形確認:大気側を閉じ患者側を開放し、モニター上の波形(a波、c波、v波)と数値を確認します。測定値は「自発呼吸時は呼気終末」「人工呼吸器管理時は吸気終末」の値を読み取ることが生理学的な原則です。

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