松重豊『孤独のグルメ』なぜ降板しなかった?映画化までの真相
番組のもう一つの主役は、劇中に登場する実在の個人飲食店ロケ地です。制作スタッフが何軒も自腹で食べ歩き、本当に美味しいと感じた店だけに撮影交渉を行うという徹底した足を使ったリサーチは、放送開始から一貫して変わっていません。
番組末尾のコーナー「ふらっとQUSUMI」でもおなじみの原作者・久住昌之と松重豊の間には、長年にわたる深い信頼関係が築かれています。久住氏は「五郎はグルメ評論家ではなく、ただ腹が減ったから店に入る男」というキャラクターの純粋性を守り続け、松重はその世界観を完璧に肉体化してきました。
SNSやファンのコミュニティ調査でも、「放送された店に行くと、本当に店主の人柄や料理の温かさがドラマのまま伝わってくる」という声が多数を占めます。メディア化によって店舗の日常を壊さないよう配慮しつつ、街の小さな食堂にスポットライトを当て続ける姿勢が、飲食業界関係者からも厚い支持を集める要因となっています。