血と骨』は本当にやってる?濡れ場と暴力の撮影真相を暴露

血と骨』は本当にやってる?濡れ場と暴力の撮影真相を暴露とはどのようなものなのか? 専門的な分析を丁寧に紐解いて紹介します。

ベッドシーンの真偽と並んで、鑑賞者のトラウマとして語り草になっているのが、金俊平がかまぼこ工場で腐敗した豚の頭を解体し、そこから湧き出た蛆虫(ウジ)を平然とつまんで食べる戦慄のシーンです。このシーンに対しても「あれはCGなのか、模型なのか」という疑問が長年投げかけられてきました。

映画関係者の証言および当時のメイキング記録によると、血と骨に登場する蛆虫と豚の頭は本物です。現場には猛烈な腐敗臭が立ち込め、スタッフや共演者が吐き気を催すほどの異様な環境下で撮影が行われました。ビートたけし自身がテレビ特番や自著で明かした崔洋一監督の演出による撮影秘話によれば、「崔監督が『本物じゃないとあの臭気と狂気配は出ない』と頑として譲らなかった」といいます。

当初、たけしは蛆虫を食べるふりをする予定でしたが、監督の飽くなきリアリズムへの執念と現場の異様なテンションに呑まれ、実際に蛆虫を口に運ぶ演技を敢行しました。撮影後、たけしは「あのオヤジ(崔監督)は本当に頭がおかしいと思った」と毒舌交じりに語りつつも、映画監督・北野武としての視点から崔監督の狂気じみた情熱に深い敬意を払っていました。この本物の腐臭と昆虫を用いた演出こそが、CG全盛の時代にあっても本作が圧倒的な存在感を放ち続ける理由です。

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