時間が経っても水っぽくならない!きゅうりとわかめの酢の物プロの黄金比
作りたては美味しかった酢の物が、数十分後や翌日には器の底に水分が溜まり、味が薄くなってしまった経験は誰しも一度はあるはずです。この現象が起きる決定的な要因は、浸透圧による野菜からの水分流出にあります。
きゅうりは全体の約95%が水分で構成されています。合わせ酢(調味料)に含まれる塩分や糖分がきゅうりの細胞に触れると、浸透圧の働きによって内部の水分が外へ押し出されます。下処理で十分に脱水できていない場合、合わせ酢自体が薄まり、全体の輪郭がぼやけてしまうのです。
さらに見落とされがちなのが、乾燥わかめの戻し方です。水で戻したわかめはスポンジのように水分を抱え込んでおり、手で軽く絞った程度では余分な水分が残っています。この2つの食材から出る余計な水分をいかにコントロールできるかが、きゅうりとわかめの酢の物が水っぽくならない最大の分岐点です。