食卓を襲う唐揚げ危機!ブラジル産鶏肉の輸入規制と価格高騰の全貌
輸入の最前線に立つ食肉輸入卸売業の現場では、日々激化する価格交渉と在庫確保の板挟みが続いている。現地シッパーからの提示価格はドル建てで高止まりしており、為替相場の変動がダイレクトに調達価格を押し上げる。安価なタンパク質源としての需要が根強いだけに、急激な価格転嫁はクライアントである外食チェーンやスーパーの離脱を招きかねない。
業界団体である日本食肉輸入協会も、安定供給の維持に向けた提言を続けている。会員企業への迅速な検疫情報の提供や、輸入ルールの明確化に向けた行政への働きかけを行う一方、単一国依存の危険性を抑えるためのポートフォリオ再構築を各社に促す。だが、規模・品質・価格のバランスにおいて、ブラジルに比肩する供給国を見出すのは容易ではない。