日本犯罪史最悪の禁忌 埼玉愛犬家連続殺人事件の恐るべき真実
事件の中心人物である関根元は、口八丁手八丁で客や同業者を抱き込み、高額なブリーディング取引を持ちかけては次々と不正な利益を得ていた。しかし、バブル崩壊後の経営難と自身の過剰な虚飾癖が重なり、資金繰りは急速に破綻へと向かう。殺害の直接的な動機は、詐欺的な犬の売買で追及された返金の要求を逃れること、あるいは巨額の口止めであった。
彼が唱えた「ボディを透明にする」という言葉は、捜査関係者を慄然とさせた。遺体を解体し、骨を細かく砕いて焼却し、灰や肉片を川や山中に散布する。証拠を完璧に滅失させれば殺人は立証できないという冷酷な確信犯的ロジックに基づき、関根元は次々と標的を毒殺していった。独占的に記録された捜査秘話や裏側のデータが物語るように、完全犯罪を企てたその手口は、法制度の隙間を突こうとした凄惨極まりない試みであり、日本犯罪史に最悪の爪痕を刻んだ。