東大皮膚科教授の歴代と現在|選考経緯や名医の評判を徹底解説
東京大学医学部皮膚科学教室の歴史は、そのまま日本の近代皮膚科学の発展史そのものです。明治期に初代教授を務めた土肥慶蔵は、日本皮膚科学会を創立し、日本の皮膚科学・泌尿器科学の礎を築いた巨人として知られます。その後も文学者「木下杢太郎」としても名高い太田正雄、臨床病理学の発展に尽力した石橋康正、免疫皮膚科学を牽引した玉置邦彦など、各時代を代表する碩学が教室を率いてきました。
現在の教室を統括する佐藤伸一教授は、東京大学医学部を卒業後、金沢大学や長崎大学の教授を経て2011年に東大医学部皮膚科学教室の教授および東京大学医学部附属病院皮膚科科長に着任しました。佐藤教授は、指定難病である全身性強皮症および皮膚膠原病研究における世界のトップランナーであり、日本皮膚科学会理事長も務めるなど、名実ともに日本皮膚科学界の最高峰に位置するリーダーです。
東大皮膚科教授選考は、単に臨床の手腕だけでなく、国際的な学術誌(Journal of Investigative Dermatology等)への論文掲載実績、国内外の医学会での指導力、さらには教室員を束ねるマネジメント能力が厳しく審査されます。関係者への取材によると、選考過程では「世界標準のトランスレーショナルリサーチ(橋渡し研究)を推進できるか」が最重要指標とされ、伝統の継承と先進的な医療イノベーションの両立が強く求められています。