苗字「東京」は実在する?都内名字ランキング最新事情とルーツの真相
結論から明かすと、苗字「東京」は架空の存在ではなく、全国におよそ10人前後の実在が確認されている極めて希少な名字です。名字研究の大手データベース「名字由来net」などの調査記録や公的電話帳の過去データによると、日本国内において極めて少数ながら現存しています。
気になる読み方ですが、一般的な都市名と同じ「とうきょう」と読む家系のほか、古風な響きを持つ「ひがしきょう」と名乗る家系が報告されています。明治元年に江戸から東京へと改称された歴史を考えると、「とうきょう」という読み自体が近代以降に定着した比較的新しいものであることが分かります。
その分布を辿ると、意外にも現在の東京都内ではなく、富山県や鹿児島県(奄美大島周辺)などにルーツを持つとされています。東の京(みやこ)を指す方位的な意味合いや、寺社にまつわる屋号、あるいは明治の平民苗字必称義務令の際に特別な意味を込めて創姓した名残りなど諸説存在し、名字研究者の間でも貴重な研究対象となっています。