京都伏見介護殺人事件の真相とは?裁判官がかけた異例の言葉と衝撃の結末
公判の中で最も傍聴人の胸を締め付けたのは、河川敷で交わされた母と息子の最期の会話でした。長男が泣きながら「もう生きられへんのやで。ここで終わりや」と告げると、認知症で記憶が曖昧になっていたはずの母が、その瞬間だけ正気を取り戻したかのように息子の顔を見つめ、次のように返したと記録されています。
「そうか、あかんか。一緒に行こ。お前はわしの子や、お前と一緒に逝けるなら本望や」
母は自らの手で息子の額を撫で、涙をぬぐいました。長男は「すまん、すまん」と号泣しながら母の首に手をかけました。長男は母の息が絶えたのを確認した後、自らの首や腹を刃物で切りつけ、母の亡骸の隣に倒れ込みましたが、通りかかった通行人に発見され、救命措置によって生き残ることとなりました。
この認知症介護 悲劇の真相は、暴力や虐待による殺人ではなく、愛情と責任感の強さゆえに誰にも頼れず、孤立無援のトンネルの中で共倒れを選ばざるを得なかった「介護心中」の過酷さを物語っています。