特浴とは?一般浴との違いや機械浴の種類・対象要介護度を徹底解説
機械設備を用いる特浴では、機器の不具合やヒューマンエラーが重大事故に直結します。現場で想定されるリスクと防止策は以下の通りです。
1. 火傷(熱傷)事故の防止
給湯器の温度センサー故障や湯温の確認不足による火傷は最も警戒すべき事故事例です。機械のデジタル表示を過信せず、「注湯時に必ず介助者の素手で直接湯温を確かめる」二重チェック体制が鉄則です。
2. 転落・挟み込み事故の防止
ストレッチャーやチェアーのサイドレール(安全柵)が確実に上がっていなかったことによる転落や、電動昇降部へのタオルや手足の挟み込み事故が報告されています。昇降操作を行う際は、周囲に障害物がないか指差し呼称で確認する動作が欠かせません。
3. 溺水およびヒートショック対策
浴槽内での体幹崩れによる溺水を防ぐため、入浴中は利用者の身体から目を離さないワンオペレーションの禁止が推奨されます。また、脱衣場と浴室の温度差をなくす室温管理(脱衣場24〜26℃、浴室26〜28℃の維持)と、入浴前後の適切な水分補給がヒートショックの予防線となります。