バック・トゥ・ザ・フューチャー吹き替え声優の真相!歴代の違いを徹底比較
マーティの最高の相棒であるエキセントリックな天才科学者「エメット・ブラウン博士(ドク)」。クリストファー・ロイドが演じた怪演を日本語で完璧に体現したのが、穂積隆信氏と青野武氏の二大名優です。
テレビ朝日版を担当した穂積隆信氏は、著書『積木くずし』でも知られる名優。裏返るような奇声、目を見開いて叫ぶ「ヘビィだ!」の台詞回しなど、狂気と愛嬌が同居する唯一無二のドク像を作り上げました。録音現場での三ツ矢氏との呼吸は職人技そのもので、台本の尺に囚われないアドリブ感溢れる掛け合いはテレビ洋画史の至宝です。
一方、ソフト版および25周年新録版を担当した青野武氏は、ドクの「知性と温厚な包容力」を際立たせました。マッドサイエンティストとしての暴走感を巧みに表現しつつも、マーティを息子のように見守る父親的な優しさを低音の響きで表現。青野氏が逝去した後も、その温かな声は動画配信やパッケージを通じて時代を超えて支持され続けています。