道の駅厳木・佐用姫像が回る真相と名物うどんを徹底解剖
道の駅厳木・佐用姫像が回る真相と名物うどんを徹底解剖の基本情報から最新動向までを一挙に解説しました。
施設本館の屋根に鎮座する巨大な佐用姫像は、台座を含めると全高約12メートルにも及びます。遠方からでも圧倒的な存在感を放つこの像を観察すると、かすかな機械音とともに時計回りにゆっくりと動いていることが分かります。回転スピードはおよそ20分で1周(360度)。一見すると止まっているようにも見えますが、食事や買い物を終えて外に出ると確実に向きが変わっているという精緻な仕掛けです。
この像が建てられた背景には、日本三大悲恋伝説の一つとして数えられる「松浦佐用姫(まつらさよひめ)伝説」があります。西暦537年、朝鮮半島(百済救援)へと出征する武将・大伴狭手彦(おおとものさてひこ)を深く愛した佐用姫は、唐津の鏡山から船団を見送り、身につけていた領巾(ひれ)を振りながら別れを惜しみました。やがて悲しみのあまり岩に変わり、最後は石になってしまったと伝えられています。
厳木町は佐用姫の生誕の地と伝えられており、道の駅厳木では「旅立つ夫の船団を四方八方あらゆる方角からいつまでも見守り続けている姿」を具現化するため、360度回転する機構が採用されました。単なる奇抜な客寄せモニュメントではなく、地域の歴史・文化遺産を現代に継承するモニュメンタルな意味合いが込められています。