半幅帯の貝の口結び方完全ガイド!緩まない手先の長さと粋な裏ワザ
言葉だけでも頭の中に工程が鮮明に浮かび上がるよう、プロの着付け現場で実践されている手順を論理的に解説します。
ステップ1:手先を取り、胴に2周巻く
手先を約35〜40cm取り、幅を半分に折ります(輪が下、または外側になるように設定)。手先を左肩に預けたら、帯の広幅部分を胴に時計回りで2周巻きつけます。1周巻くごとに、帯の下線を持ってグッと前方向に引いて空気を抜き、胴回りに隙間なく密着させます。
ステップ2:たれ先を引き出し、ひと結びする
2周巻き終えたら、左肩の手先を下ろし、たれ先(胴に巻いた残りの長い帯)を斜めに折り上げて幅を半分にします。手先の上にたれ先を重ねて交差させ、たれ先を下から上にくぐらせてギュッとひと結びします。このとき、結び目が緩まないよう、帯の結び目を両手で左右にしっかり引き締めることが重要です。
ステップ3:たれ先の処理(三角に折り込む)
結び目から出たたれ先を広げ、余分な長さを内側に折り込んで長さを調整します。たれ先の先端を「内側に向けて斜め45度に折り返して三角」を作ります。この三角の先端が、仕上がり時に結び目の右端から少しのぞく設計になります。
ステップ4:手先を折り返し、たれ先をくぐらせる
上に出ている手先を真下に下ろし、結び目の下で左斜め上に向けて折り返します。その折り返してできた輪の中に、ステップ3で三角に整えた「たれ先」を上から斜め下にしっかりと差し込みます。
ステップ5:引き締めて形を整え、後ろへ回す
差し込んだたれ先を右斜め下に引き出し、手先とたれ先を互いに逆方向へ引いて結び目を「貝の形(横長の六角形のような立体感)」に整えます。帯の上線を持ち、お腹をへこませながら時計回り(右回り)に背中の中心まで回します。※左回りに回すと着物の衿元が崩れて開いてしまうため厳禁です。