台湾の売春問題と法規制の真相|歴史的背景から摘発最新動向を総括
公娼制度が廃止された後も、需要が消えたわけではありません。台北市内を中心に、エリアごとに異なる形態で性風俗が存続しています。
最も著名なのが、台北最古の街として知られる萬華(艋舺・龍山寺周辺)です。ここでは「阿公店(アコン店)」と呼ばれる高齢者向けの大衆居酒屋や茶芸館が密集しており、店外での立ちんぼ行為(俗称:站壁)が長年問題視されてきました。2021年の新型コロナウイルス感染拡大期には、この萬華の茶芸館クラスターが台湾全土を揺るがすニュースとなったことは記憶に新しいところです。
一方、日本人駐在員や観光客が多く集まる中山区・林森北路エリアは、バーやスナック、クラブが立ち並ぶ夜の街として知られます。表向きは飲食店でありながら、裏で個人的な売春取引が行われるケースや、近年ではTelegramやLINEなどのSNS、マッチングアプリを介した個人デリバリー型の形態が主流となっており、警察による摘発と業者のいたちごっこが続いています。