作画監督・荒木章博が明かすアニメ最前線!Trigger作画の裏側
日本のアニメーションが世界で評価される最大の強みの一つに、レイアウトとタイミングの設計が挙げられる。特にSFアクションアニメというジャンルにおいて、荒木章博氏が描く空間把握の能力は群を抜いている。
サイバーパンクな都市空間を駆け抜けるスピード感や、重力感を無視したダイナミックなカメラワーク。これらを2Dアニメーションとして描き出すには、単なる遠近法の知識だけでなく、視聴者の視線誘導を計算し尽くした構図作りが不可欠だ。作画監督として彼が手がけたカットでは、一コマ一コマの残像やタメ・ツメの緩急が計算し尽くされており、一時停止しても一枚のイラストとして美しく成立する。この「動きのタメ」と「解放」の絶妙なバランスこそが、観客のアドレナリンを爆発させる秘密なのだ。