子猫の性別が見分けづらい?獣医師が明かす判定のコツを独占公開
身体の構造だけでなく、毛色や毛柄の遺伝パターンも性別判定の強力な根拠となる。代表例が三毛猫だ。黒・赤(茶)・白の3色が混ざり合う三毛猫は、遺伝学上の仕組みにより、ほぼ100%(約99.9%以上)がメスとして誕生する。毛色を決定する遺伝子がX染色体上に存在するため、XXの染色体を持つ個体でしか発現しないからだ。べっ甲(サビ猫)と呼ばれる毛柄も同様の遺伝的機序を辿る。
一方で、鮮やかなオレンジ色の毛並みを持つ「茶トラ」の個体は、約8割がオスという傾向が存在する。動物行動学の観点からも、成長後のなわばり意識やマーキング行動、スプレー行為の有無、性格的な傾向の違いが性別によって顕著に現れる。愛猫の毛柄を観察することは、科学的な根拠に基づいた性別推測の第一歩なのだ。