自己肯定感の読み方は?意味と自己効力感の違い・高める方法を解説
自己肯定感と混同されやすい言葉に「自己効力感」と「自己有用感」があります。どれも前向きな心理状態を示しますが、心理学的なアプローチや成立のプロセスには明確な境界線が存在します。
1. 自己肯定感(Self-esteem)
根底にあるのは「Being(存在)」への承認です。テストで0点を取ろうと、仕事で大きなミスをしようと、「自分という存在の価値は変わらない」と信じられる感覚を指します。
2. 自己効力感(Self-efficacy)
心理学者アルバート・バンデューラが提唱した概念で、「Doing(行動・能力)」への自信を指します。「この課題を自分ならやり遂げられる」「目標を達成できる」という、自身の遂行能力に対する確信です。
3. 自己有用感
他者や集団との関係性の中で生まれる感覚です。「自分はチームの役に立っている」「誰かに必要とされている」という、貢献や他者評価に基づきます。
自己効力感や自己有用感は、成果が出なくなったり他者からの承認を失ったりした際に崩れやすい脆さを持っています。その揺らぎを受け止める「安全基地」となるのが、土台にある自己肯定感です。