Cbr試験とは?現場と設計の違いや計算方法・基準値をプロが徹底解説
CBR(California Bearing Ratio:路床支持力比)試験とは、道路を建設する地盤(路床や路盤)の支持力を数値化するための土質試験です。1920年代末に米国カリフォルニア州道路局で開発され、現在では日本の道路設計基準(JIS A 1211および道路土工要綱)の根幹を成しています。
なぜ単なる地盤の硬さ(コーン貫入値やN値)ではなく、CBRという特殊な比率を用いるのでしょうか。その最大のCBR試験目的と理由は、「粒度が整った理想的な標準砕石に比べて、対象の土が何%の耐力を持っているか」を相対評価することで、舗装全体の必要断面厚を力学的に割り出すためです。
道路にかかる輪荷重は、アスファルト表層から下層へ進むにつれて分散されます。土台となる路床の支持力が低ければ、荷重に耐えるためにアスファルトや砕石の層を厚くしなければなりません。逆に路床が強固であれば、舗装を薄く抑えて工費を大幅に圧縮できます。つまりCBR試験は、アスファルト舗装厚設計における最も費用対効果に直結する基準値なのです。