野村周平『ちはやふる』太一役の真価!絶賛された演技と撮影秘話
映画化発表時、最もキャスティングのハードルが高いと囁かれていたのが真島太一役でした。眉目秀麗で学年トップの頭脳を持ちながら、かるたの才能に恵まれた綿谷新への拭えない劣等感と、千早への報われない恋情を抱え続けるという極めて陰影の深い役どころだからです。
当時の特番インタビューや公式会見において、小泉徳宏監督は「太一の内面にある繊細さと、時折見せる泥臭い男らしさを両立できるのは野村周平しかいなかった」と起用理由を明かしています。野村周平はトレードマークである太一の髪型や立ち振る舞いの再現度を極限まで高めるだけでなく、競技かるた特有の所作や指先の震えに至るまで、徹底的な身体訓練を積んで撮影に臨みました。
試写会や劇場公開後のレビューでは、「最初はイメージと違うと思ったが、スクリーンにいたのは紛れもなく太一そのものだった」「まつ毛の影に宿る切なさに息を呑んだ」といった原作ファンの絶賛の声がSNSを席巻。単なるビジュアルの模倣にとどまらず、太一の魂を宿したその演技力と評判は、実写化映画の歴史において特筆すべき成功例として刻まれることになりました。