『薬がみえる』は買うべき?評判や病気がみえるとの違いをプロが解説
現在展開されている『薬がみえる』は、分野ごとにvol.1・vol.2・vol.3・vol.4の全4巻で構成されています。学習段階や担当診療科に応じて、自分に最適な巻からピンポイントで購入することが可能です。
各巻の収録範囲とおすすめ巻の選び方は以下の通りです。
- vol.1(神経系・循環器系・腎・泌尿器系など):
降圧薬、利尿薬、抗不整脈薬、中枢神経作用薬など、処方頻度が極めて高い基幹領域を網羅。臨床に出て最初に直面する重要薬剤が凝縮されており、最初に買うべき1冊として全医療従事者におすすめです。 - vol.2(代謝系・内分泌系・抗炎症・免疫・感覚器など):
糖尿病治療薬、脂質異常症治療薬、ステロイド、NSAIDs、抗リウマチ薬などを収録。新薬の開発ラッシュが続く糖尿病領域のインクレチン関連薬やSGLT2阻害薬などの複雑な機序も明快に図解されています。 - vol.3(感染症・悪性腫瘍・免疫・アレルギーなど):
抗菌薬・抗ウイルス薬の作用点分類や、抗がん剤・分子標的薬・免疫チェックポイント阻害薬を徹底解説。がん化学療法や感染症治療に関わる薬剤師・看護師にとって必須のバイブルです。 - vol.4(薬物動態学・製剤学・薬物相互作用・DDSなど):
ADME(吸収・分布・代謝・排泄)の数式やクリアランスの概念、各種DDS(ドラッグデリバリーシステム)技術を視覚化。薬学生の基礎薬学対策や、TDM(血中薬物濃度モニタリング)を行う臨床薬剤師に最適です。
新薬の上市や適応拡大に伴い、メディックメディア社からは定期的に改訂版が刊行されています。購入前には必ず出版社の公式サイトで最新の改訂情報を確認し、最新版の版数(第2版、第3版など)を選択してください。特に分子標的薬や糖尿病治療薬の領域は進化が目覚ましいため、古い版の中古本を使うと国試の最新ガイドラインや臨床知見から外れてしまうリスクがあります。