秀吉の墨俣一夜城は本当にあった?大垣市墨俣歴史資料館で迫る歴史の真相
墨俣一夜城が年間で最も華やぐ季節、それが春です。城を抱くように流れる犀川堤の桜並木には、樹齢70年を超えるソメイヨシノを中心に約800本の桜が約3.7キロメートルにわたって連なり、岐阜県内でも指折りの名所として知られています。
桜の開花時期に合わせて開催される「すのまた桜まつり」期間中は、堤防沿いが壮大な桜のトンネルとなり、夜間には城郭と桜が幻想的にライトアップされます。太閤出世橋の上から見上げる天守と、川面に映り込む淡いピンク色のコントラストは息を呑む美しさです。
SNSや訪問者の生の声を集約すると、現場ならではの実情が浮かび上がってきます。
「天守閣から見下ろす桜の雲海は息を呑むほど圧巻。200円でこの景色を独占できるのは破格」という絶賛の声がある一方で、「桜まつり期間中の渋滞は凄まじい。堤防道路が一方通行や進入禁止になり、普段なら数分で着く道が1時間動かないこともある」という切実な指摘も目立ちます。特に週末の日中は、河川敷の臨時駐車場に入る車列が長蛇の列を作るため、早朝8時前後の到着を目指すか、JR大垣駅からの公共交通機関利用が賢明です。
また、散策を終えた観光客の間で定番となっているのが、犀川を挟んだ対岸にある超大型スーパーセンター「PLANT-6」や、地元で親しまれるラーメン店への立ち寄りです。天守の西側展望台からも巨大な黄色い看板がはっきりと見えますが、地域住民の日常と戦国ロマンが犀川1本を隔てて同居している風景に、旅情と親しみやすさを感じる旅行者は少なくありません。城の東側に残る旧美濃路の「墨俣宿」へ足を伸ばせば、本陣跡の石碑や古い街道の面影が残り、静寂のなかで江戸時代の旅人気分に浸ることもできます。