新宿駅の大江戸線がダンジョンすぎる理由と最短乗り換え攻略法を完全解説
今注目を集めている 新宿駅の大江戸線がダンジョンすぎる理由と最短乗り換え攻略法を完全解説について、多角的な視点を整理して公開しています。
都営地下鉄大江戸線新宿駅のホームに降り立つと、まるで地下シェルターに迷い込んだかのような特異な圧迫感を覚えます。実際に駅の構造を紐解くと、大江戸線新宿駅のプラットホームは地下7階(深さ約37.1メートル)という驚くべき深度に設計されています。ビルの高さに換算すれば約12階分を一気に地下へ下る計算です。
なぜこれほどの深海のような場所に駅を造らなければならなかったのでしょうか。東京都交通局の建設史や都市土木の記録資料に目を通すと、決定的な3つの物理的制約が浮かび上がります。
第一の理由は「地下空間の先着優先ルール」です。新宿駅周辺の地下には、1950年代末から開業した東京メトロ丸ノ内線(地下2階付近)、1980年に乗り入れた都営新宿線(地下4階付近)、さらには新宿西口地下広場や巨大ショッピング街「ルミネ」「小田急エース」などのインフラが所狭しと張り巡らされていました。大江戸線(全線開業2000年)が計画された時点では、浅い地下空間は1ミリの隙間もなく飽和状態だったのです。
第二の理由は「巨大な基礎杭と地下水対策」です。新宿駅周辺には超高層ビル街が林立しており、それらの建築物を支える無数の基礎杭(杭基礎)が地下数十メートルまで深く打ち込まれています。大江戸線は、これら既存ビルの基礎構造物や地下トンネルをすべて下から潜り抜けるようにルートを設定せざるを得ませんでした。
第三の理由は、都営新宿線との立体交差です。大江戸線新宿駅は都営新宿線・京王新線と改札内でつながる共同使用駅のような形状をとっていますが、線路自体は都営新宿線の直下を直角に近い形でクロスし、さらに地下深くへと潜行していく軌道設計となっています。後発の路線であるがゆえの宿命が、この地下7階という深さを生み出したのです。