相乗積とは?粗利を最大化するプロが教える計算式と実践法

相乗積とは?粗利を最大化するプロが教える計算式と実践法に関する質問を徹底的にまとめました。詳細な解説をチェックしましょう。

現場の店長やバイヤーから「相乗積を導入したのに現場の営業利益が改善しない」という相談が寄せられることがあります。大手チェーンストアの改革プロジェクトや現場取材で浮かび上がった、失敗に直結する3つの盲点を検証します。

第1の落とし穴は、「値引き・ロス(廃棄)」を計算に入れていないことです。POSレジのマスターデータに登録された「設定粗利益率(値入率)」をそのまま相乗積の計算に使ってしまうと、現場での見切り販売や廃棄ロスが反映されず、机上の空論になります。相乗積の計算には、必ずロス控除後の「実現粗利益率」を使わなければなりません。

第2の落とし穴は、「売場面積や人件費」といった販売コストの無視です。いくら相乗積が高い商品であっても、売場の70%を占有していたり、加工に膨大な作業工数がかかっていたりすれば、最終的な営業利益は残りません。相乗積に加えて「坪効率(売場面積あたりの相乗積)」や「人時生産性」を掛け合わせて評価する視点が不可欠です。

第3の落とし穴は、集客フック商品の安易な削減です。相乗積の数値だけを見て「利益貢献度が低いから」と特売品や低粗利の定番品をカットすると、来店客数そのものが激減し、高粗利品も含めた売上全体が崩壊するリスクを招きます。

佐藤 大輔

佐藤 大輔

シニアコンテンツプロデューサー

最新のテクノロジーと生活デザインの融合をテーマに、国内外の最新トピックを発信しています。

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