先斗町歌舞練場の全貌!鴨川をどりチケット倍率から建築の秘密まで徹底解説
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先斗町の芸妓・舞妓の稽古場および発表の場として誕生した先斗町歌舞練場は、明治5年(1872年)の創設に遡ります。現在の建物は昭和2年(1927年)に完成した鉄筋コンクリート造(一部鉄骨造・地上4階地下1階)の劇場建築です。設計を手掛けたのは大阪府庁舎や愛媛県庁舎で知られる建築家・木子七郎、施工は大林組が担当しました。
当時の最新技術であったスクラッチタイル貼りの外壁、屋根に鎮座する中国古代の舞楽面を模した「蘭陵王(らんりょうおう)」の鬼瓦、幾何学模様をあしらったアール・デコ調のステンドグラスなど、和洋折衷と東洋趣味(シノワズリ)が高度に融合した意匠は、国の登録有形文化財にも匹敵する歴史的価値を放ちます。
近年実施された大規模な耐震改修工事を経て、外観の風格と内装のクラシックな美意識を忠実に保ちながら、現代の劇場に求められる安全性と快適性を確立しました。鴨川側のファサードが水面に映える景観は、四条・三条エリアを象徴する景観美として国内外から高い評価を得ています。