屋台超えのパリパリ食感!プロ直伝チョコバナナ失敗ゼロの裏技
チョコレートの技術と同じくらい重要なのが、主役であるフルーツのコンディションだ。バナナの輸入・販売で知られるドール株式会社の研究データが示す通り、バナナは皮を剥いた瞬間からポリフェノールオキシダーゼという酸化酵素が働き、急速に黒変とドリップ(離水)を開始する。この水分こそが、油分を嫌うチョコレートコーティングの大敵となる。
果肉の黒ずみと水分流出を防ぐ鍵は、カット直後のレモン果汁による微弱な酸処理と、徹底的な表面乾燥にある。レモン汁を塗布したあと、ペーパータオルで余分な水分を完全に拭き取り、冷凍庫ではなくあえて野菜室(約10℃)で20分ほど冷やす。冷やしすぎたバナナを常温のチョコに浸すと結露が発生し、チョコが瞬時にボソボソに固まる「ブルーミング」の引き金になるため、素材同士の温度差を極力縮めておく下処理がプロの常識だ。