「違う、そうじゃない」の元ネタと真実!鈴木雅之の名曲が愛される理由
楽曲自体のヒット以上に、インターネットカルチャーで特異な存在感を放つ最大の要因となったのが、シングル盤のジャケット写真のアートワークです。
黒のシックなスーツに身を包み、トレードマークである漆黒のサングラスと口髭をたくわえた鈴木雅之氏が、左手を胸元に添えながら、右手の人差し指を真っ直ぐカメラ(読者)に向けて鋭く指差すポーズをとっています。その表情は凛々しく真剣そのものであり、大人の男の色気と威厳に満ち溢れていました。
この完成されたビジュアルが、2000年代初頭のテキストサイト全盛期から「2ちゃんねる(現5ちゃんねる)」やふたば☆ちゃんねるなどの匿名掲示板へと持ち込まれます。スレッドのタイトルと中身が意図的にズレている「スレタイ詐欺」や、ピントのズレた珍回答、斜め上のボケに対する決定打の画像レスとして貼られるようになり、瞬く間にアスキーアート(AA)やコラ画像へと派生していきました。
「言葉で長々と反論するよりも、あの画像を1枚貼るだけで100%のツッコミが成立する」という圧倒的な視覚的説得力こそが、画像ミームとして長年君臨し続ける決定打となったのです。