【図解】A接点とB接点の違いと覚え方|現場で迷わない動作原理と基礎知識
電気制御における「接点」とは、電流を流したり遮断したりする物理的な接触部のことです。その中で最も基本的な構成要素がa接点とb接点です。両者の決定的な違いは、「何もしない初期状態(非操作時・非励磁時)」において回路がつながっているか、離れているかにあります。
a接点は、英語のNormally Open(ノーマリーオープン)の頭文字を取って「NO接点」とも呼ばれます。日本語では「常時開接点」や「メーク接点(Make contact)」と表記されます。スイッチを押す、あるいはリレーのコイルに通電(励磁)させるなど、外力を加えたときに初めて接点が閉じて回路が導通(ON)します。一般的な照明スイッチや始動ボタンがこの代表例です。
一方のb接点は、英語のNormally Closed(ノーマリークローズ)に由来し、「NC接点」と呼ばれます。日本語では「常時閉接点」や「ブレーク接点(Break contact)」と表記されます。何もしない初期状態では接点が接触しており電流が流れていますが、ボタンを押したりリレーが励磁されたりすると、接点が離れて回路を遮断(OFF)します。停止ボタンやリミットスイッチのインターロック回路などに広く使用されます。