トムとジェリー魚の神回徹底解剖!金魚救出と魚釣りの名作真相
ファンの記憶に最も深く刻まれている魚関連の代表作2本について、そのあらすじと見どころを詳細に紐解いていきます。
1. スラップスティックの極致『猫は魚釣りがお好き』(原題:Cat Fishin' / 1947年)
魚釣りのタイトルとして真っ先に名前が挙がるのが、1947年公開の昭和名作エピソード『猫は魚釣りがお好き』です。立ち入り禁止の私有地にある釣り池に忍び込んだトムは、あろうことか眠っているジェリーを生餌のルアー代わりに釣り針に結びつけます。目を覚ましたジェリーの驚愕から幕を開ける本作は、池に潜む獰猛な大魚(パイク)と、私有地を見張るブルドッグのスパイクを巻き込んだ三つ巴、四つ巴の激戦へと発展します。
水中で魚に追いかけられたジェリーがトムを罠にはめ、怒ったスパイクがトムを追い詰める一連のシークエンスは、息をつかせぬスピード感で展開。魚に服を噛みちぎられたトムがスパイクの目の前で立ち尽くすラストシーンまで、計算し尽くされたギャグの連打が光る傑作です。
2. 種族を超えた友情劇『ジェリーと金魚』(原題:Jerry and the Goldfish / 1951年)
魚を助ける話の筆頭格が、1951年公開の『ジェリーと金魚』です。ラジオから流れる軽快な料理番組に触発されたトムは、豪華な魚料理を作ろうと企み、水槽で優雅に泳ぐ金魚を狙います。小麦粉をまぶされ、オーブンに放り込まれそうになる金魚の絶体絶命の危機に、ジェリーが果敢に割って入ります。
フライパンや鍋、トースターといった調理器具が凶器と化す厨房を舞台に、ジェリーは金魚鉢を抱えて必死の逃走劇を繰り広げます。物語の終盤、ジェリーの献身的な救出作戦によって自由を得た金魚は、ジェリーと固い友情で結ばれます。登場キャラクターである金魚が愛嬌たっぷりにジェリーへ水を吹きかけて感謝を示すシーンは、シリーズ屈指の心温まる名場面として知られています。