トマトの間引きで失敗ゼロ!収量と品質を劇的に高めるプロの技
近代遺伝学の祖であるグレゴール・メンデルがエンドウマメの実験で示した通り、同じ親から生まれた種子であっても個体ごとに発現する生命力や形質には差異が生じる。優れた種子メーカーである株式会社サカタのタネなどが供給する高品質な種子であっても、発芽後の環境応答には必ず個体差が出るのだ。
農業の歴史とは、人間が望ましい形質を持つ個体を選び抜いてきた「選択の歴史」にほかならない。スペースが限られたプランターや畑において、劣勢な個体を残したまま放置すれば、共倒れのリスクが一気に跳ね上がる。弱者と強者が栄養を奪い合う状態を解消し、最も受光効率に優れた個体に光と水を集中的に与える。メンデルが発見した生命の多様性を理解し、科学的な眼差しで株を絞り込む姿勢こそが、豊作を引き寄せる本質である。