あるある言いたい」なぜ今も愛される?Rg焦らし芸の誕生秘話と共感の深層心理

あるある言いたい」なぜ今も愛される?Rg焦らし芸の誕生秘話と共感の深層心理とはどんな影響があるのか? 専門的な分析を整理してお届けします。

「あるある言いたい」というフレーズが演芸史に刻まれる背景には、コンビ格差という過酷な現実がありました。2005年前後、相方のレイザーラモンHGが「フォー!」の掛け声とともに社会現象を巻き起こしていた当時、RGはメディア露出が激減し、劇場の前説やニ丁拳銃・ケンドーコバヤシら先輩芸人のイベントで裏方同然の扱いを受けていました。当時の関係者インタビューや本人の手記によると、「何か相方とは全く違う武器を持たなければ生き残れない」という強烈な危機感が、ネタ作りの原体験にあったと明かされています。

転機となったのは、うめだ花月などの劇場ライブで行われた即興コーナーでした。お題をもらってから答えを出すまでの「間」を埋めるために、大好きな洋楽あるあるや1980年代の歌謡曲を歌いながら引き伸ばしたところ、観客だけでなく舞台袖の芸人仲間が大爆笑。その後、『とんねるずのみなさんのおかげでした』の人気企画『細かすぎて伝わらないモノマネ』や『アメトーーク!』への出演をきっかけに、全国的な認知を獲得していきました。「早く言いたいのに言わない」という逆転の発想は、どん底の焦燥感とステージ上での生存戦略が生んだ産物だったのです。

高橋 健太

高橋 健太

ライフスタイル編集者

Webメディアでの編集・執筆歴10年。読者の好奇心を刺激するストーリー作りを心がけています。

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