『半沢直樹』黒崎検査官のオネエ口調と急所掴み!片岡愛之助が明かす真相
放送当時、SNSや掲示板(5ch・知恵袋など)では黒崎が登場するたびに「黒崎キター!」「股間クラッシャー黒崎」「直樹呼びがクセになりすぎる」といったコメントが溢れ返り、Twitter(現X)のトレンドを席巻しました。しかし、単なる色物キャラクターで終わらず、これほどまでに高い評価と支持を得た理由はどこにあったのでしょうか。
その根底にあるのが、片岡愛之助の圧倒的な歌舞伎の基礎体力と演技力です。愛之助は名門歌舞伎一家の生まれではなく、一般家庭(実家はスクラップ工場経営)から松竹の子供歌舞伎オーディションを経て入門し、十三代目片岡仁左衛門、二代目片岡秀太郎の養子となって「六代目片岡愛之助」の大名跡を実力で継承したという、歌舞伎界でも稀有な叩き上げの経歴を持っています。
歌舞伎で培われた「見得(みえ)」の切り方、発声の明瞭さ、身体の重心移動、目線の配り方は、現代ドラマのアップの画角において凄まじい威力を発揮しました。過剰とも言えるオネエ口調や身振り手振りが決して安っぽいコントに見えず、冷徹な国家公務員としての凄みと説得力を伴っていたのは、愛之助の確固たる古典芸能の基礎があったからに他なりません。