Sumika「Lovers」歌詞の意味と「浮気して」の真相を徹底解明
2016年5月にリリースされた両A面シングルであり、のちに名盤と称されるミニアルバムにも位置づけられる収録アルバム『SALLY』(のちに1stフルアルバム『Familia』にも収録)において、「Lovers」はバンドの音楽性を大きく拡張させた転換点でした。
音楽理論の観点からギターのコード進行を分析すると、キーは親しみやすいEメジャー(ホ長調)を基調としながら、随所に心躍るテンションコードやベースラインのスムーズな下降が組み込まれています。イントロから響く小川貴之の跳ねるようなピアノと、故・黒田隼之介が紡ぎ出す歯切れの良いカッティングギターが絡み合い、モータウンビートを現代のJ-POP・ロックへと昇華させた見事なアンサンブルを構築しています。
アコースティックギターでの弾き語りでも成立するメロディの強さがありながら、バンド編成ではホーンセクションの華やかさが加わることで、楽曲の推進力が何倍にも跳ね上がります。コード進行そのものは王道のポップスを踏襲しつつ、リズム隊(荒井智之のタイトなドラミング)のグルーヴが単なる甘いラブソングにとどまらない力強さを生み出しています。