日本のムスリムはどこで礼拝する?急増する祈り場と現場トラブルの真相
ムスリムは一体どこで日々の祈りを捧げているのか、国内の拠点は大きく分けて「モスク(マスジド)」と「汎用的な祈祷室(プレイヤールーム)」の2系統が存在します。
まず拠点となる日本のモスク一覧を俯瞰すると、北海道から沖縄まで全国で確認できる施設は110カ所以上に達しています。古くは1935年に建立された神戸ムスリムモスクに始まり、現在ではプレハブ改造の小規模な拠点から本格的なイスラム建築まで多様な形態があります。
中でも象徴的な存在が、東京都渋谷区に鎮座する国内最大級のモスク「東京ジャーミイ」です。オスマン様式の華麗な建築美を誇り、東京ジャーミイ見学と礼拝を目的とした観光客や地域住民が日々多く訪れています。1階にはトルコ文化センターが併設され、ハラールショップや交流スペースとして一般に広く開放されているため、ムスリム以外の日本人が異文化を肌で学ぶ場としても機能しています。金曜日の合同礼拝(ジュムア)には数百人規模の信徒が集まり、圧巻の光景が広がります。
一方、外出先におけるムスリム礼拝場所まとめとしては、以下のような民間・公共施設が定着しました。
- 主要国際空港:出入国手続き後の制限エリアおよび一般エリアに個室型祈祷室を常設
- 大型商業施設:GINZA SIX、渋谷PARCO、三井アウトレットパークなどの主要フロア
- テーマパーク:東京ディズニーリゾート近隣施設やユニバーサル・スタジオ・ジャパン周辺の案内窓口
- 国公私立大学:留学生受入れ人数の多い早稲田大学、東京大学、立命館アジア太平洋大学などの学内スペース
日常の移動時においては、モスクが近くにない場合でも、清潔で静穏なスペースと敷物(祈祷マット)があれば礼拝自体は成立するため、多目的更衣室やホテルの客室などが臨時の祈り場として活用されています。