Snsで話題の「水素の音」とは?元ネタ動画の真相と流行の理由
単なる一過性の通販動画が、なぜ10年近くにわたって愛される巨大なネットミームへと進化したのでしょうか。爆発的なブームの裏には、ネットコミュニティの変遷と動画プラットフォームの進化が深く関わっています。
火付け役となったのは、匿名掲示板2ちゃんねる(現5ちゃんねる)の「なんJ(なんでも実況J)」でした。深夜帯の実況スレで動画のシュールさが話題となり、発言の文字起こしや改変テキストが定番の煽りフレーズとして定着していきました。
その後、戦場はニコニコ動画やYouTubeへと移行します。発言部分の音声波形やピッチが音楽的に扱いやすかったことから、人気楽曲とマッシュアップした「音MAD」が大量に制作されました。リズミカルなビートに合わせて「これ水素の音ぉ〜!」が連呼される動画はミリオン再生を連発し、認知度を一気に押し上げました。
さらに近年では、TikTokのショート動画の素材として再ブレイクを果たしました。炭酸飲料を開ける瞬間や、何か怪しい現象が起きたときのオチに使う「効果音」としてZ世代に再発見され、元ネタのテレビショッピングを知らない若い世代にもカルチャーとして浸透したのです。