『私が見た未来』予言の真相とたつき諒の警告|完全版の全貌検証
『私が見た未来』がこれほどまでに世間を騒がせる最大の要因は、1999年7月に朝日ソノラマから刊行された単行本表紙の描写にあります。当時、雑誌『ネムキ』などで活動していた少女漫画家のたつき諒氏は、日常的に奇妙な夢を見る体質であり、枕元にノートを置いてそれらを克明に記録していました。そのノートのメモを散りばめた単行本表紙の端に、手書き文字で「大災害は2011年3月」と書き込まれていたことが、2011年3月11日の東日本大震災発生以降、インターネット掲示板やSNSで爆発的に拡散されたのです。
その後、絶版となっていた同書は入手困難となり、古書市場では異常な高騰を見せました。こうした熱狂の中で企画されたのが、2021年10月に飛鳥新社から刊行された『私が見た未来 完全版』です。完全版には、旧版に収録されていた作品群に加え、たつき氏が長年秘蔵していた「夢日記」の実物写真や、引退後の生活、そしてこれまで明かされてこなかった新たなビジョンが多数収録されました。
完全版の核心部分として読者に強い衝撃を与えたのが、「本当の大災難は2025年7月にやってくる」という警告です。たつき氏の記述によると、1999年7月5日早朝に見た夢の記憶と、2021年7月5日午前4時18分に再び見た鮮明な夢が一致したとされています。その内容は、日本列島とフィリピンの中間に位置する海底が破裂し、巨大な津波が太平洋沿岸諸国を襲うという視覚的なイメージでした。氏はこの津波の高さについて東日本大震災の3倍規模と体感的に表現しており、これが各種メディアや考察系配信者の格好の題材となったのです。