実は別物だった!抹茶と緑茶の違いをプロが徹底解説
実は別物だった!抹茶と緑茶の違いをプロが徹底解説の概要と注目ポイントを徹底的にカバーしました。
抹茶と煎茶の決定的な分岐点は、茶畑の「茶葉の栽培方法(覆い下栽培)」と工場の「揉み工程の有無」にあります。
煎茶は芽吹いてから収穫まで太陽光をいっぱいに浴びて育ちます。日光を浴びることで、旨味成分であるアミノ酸(テアニン)が渋味・苦味成分であるカテキンへと変化し、爽やかな渋味と清涼感のある香味が生まれます。
一方、抹茶の原料となる碾茶は、新芽が出始めてから収穫までの約20〜30日間、棚に黒い遮光ネットや藁を被せる「覆い下栽培(おおいしたさいばい)」を行います。日光を85〜98%遮断することで、テアニンがカテキンに変化するのを防ぎ、圧倒的な旨味と甘味、鮮やかな濃緑色を葉に蓄えさせます。
さらに製造ラインでも明確な違いがあります。煎茶は葉の組織を破壊して成分を抽出しやすくするために何度も「揉み(揉捻)」を繰り返しますが、抹茶の原葉である碾茶は一切揉みません。葉の形状を平らに保ったまま乾燥させ、茎や葉脈を丁寧に取り除いて「葉肉(スフレ状の柔らかい部分)」だけを選別した上で、石臼で1時間に約40gという極めて繊細な速度で微粒子に挽き上げます。