室井慎次の階級推移と最終階級|警視総監になれず警察を辞めた真相

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『踊る大捜査線』シリーズの根幹を成すテーマが、テレビシリーズ第1話および第12話で交わされた、青島俊作と室井慎次の魂の約束です。

「あんたは上にいろ。俺には俺の仕事がある。あんたにはあんたの仕事がある」
「現場の刑事が血を流さないように、正しいことができるように、組織を変えてくれ」

この約束を果たすため、室井は自らの出世を「権力を手に入れて現場を守るための手段」と位置づけ、泥水をすする思いで官僚機構を上り詰めました。現場で暴走しがちな青島を幾度となく庇い、懲戒免職の危機から救ってきたのは、他ならぬ室井の政治力でした。

しかし階級が上がるにつれ、室井が直面したのは「組織のトップに近づけば近づくほど、個人の信念だけでは動かせない官僚機構の巨大な慣性」でした。現場を救うために出世したはずが、上層部の理不尽な命令を下達する中間管理職としての苦渋を味わい、自らが目指した理想と現実の警察組織との乖離に長く苦しめられることになります。

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