キタキツネの大好物は油揚げ?野生の本当の主食と餌付け厳禁の真相

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ことわざや昔話、神社の「きつねうどん」などでおなじみの「キツネ=油揚げ好き」という構図。結論から言えば、野生のキタキツネが油揚げを特別好んで探し求めているわけではありません。このイメージが定着した背景には、日本の宗教文化と歴史が深く関係しています。

古来、キツネは農作物を荒らすネズミを捕食してくれることから、田の神の使い「稲荷神の眷属(使者)」として崇められていました。当時、神仏への供物として用いられたのは「ネズミの油揚げ(油煮)」でした。殺生を忌み嫌う仏教思想の普及に伴い、大豆を原料とした豆腐の油揚げが身代わりとして奉納されるようになり、やがて「キツネは油揚げが大好物」という通説が全国へ広がったとされています。

雑食性のキタキツネは、人間が差し出せば油揚げを食べることもありますが、それは空腹時にカロリーを摂取しているに過ぎず、彼ら本来の自然な食事形態ではないのです。

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