縄文人の平均寿命は15歳説の真相|人骨鑑定が暴く古代のリアル
稲作農耕が本格化した弥生時代に入ると、食料の計画的な備蓄が可能になり、平均寿命もわずかに伸びて30代半ばから40歳前後に達したと推計されています。しかし、農耕社会への移行は定住化による人口過密と感染症の蔓延、さらには水や土地を巡る集団間の争い(戦争)という新たな死亡リスクを生み出しました。
古代日本人の寿命推移を概観すると、縄文から弥生、古墳、平安、そして江戸時代に至るまで、成人の平均余命は大きな変化を見せていません。日本人の寿命が爆発的に伸びたのは、上下水道の整備やワクチンの普及、抗生物質が一般化した明治後期から戦後以降のわずか100年足らずの出来事です。