「しゃっくり100回で死ぬ」噂の真相|迷信の由来と危険な病気のサイン

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医学の世界において、「しゃっくりが100回に達した瞬間に心肺停止に陥る」といった現象は一切確認されていません。そもそも、しゃっくり(医学用語では「吃逆(きつぎゃく)」)は、胸と腹の境目にある横隔膜の不随意な痙攣と、それに連動して声帯が急速に閉じることで発生する生理現象です。

一般的に、通常のしゃっくりは1分間に数回から数十回程度のペースで起こり、数分から数十分で自然に治まります。もし1分間に10回のペースで続けば、わずか10分程度で100回に到達してしまいます。日常的に多くの人が知らず知らずのうちに100回以上のしゃっくりを経験していますが、それによって突然死した事例は存在しません。

世界記録として知られる米国のチャールズ・オズボーン氏は、1922年から1990年までの約68年間にわたりしゃっくりが止まらず、生涯で推計4億3000万回以上のしゃっくりを発作的に繰り返しましたが、97歳まで天寿を全うしました。この客観的事実からも、「回数そのものが直接死因になる」という説は医学的に完全に否定されます。

井上 凛

井上 凛

シニアコンテンツプロデューサー

心身ともに健康で持続可能なライフスタイルをテーマに、最新のウェルネストレンドを発信中。

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