インフルエンザワクチンの効果はどのくらい?持続期間と打つ時期の真相
インフルエンザワクチンを接種した直後から、すぐに免疫バリアが張られるわけではありません。体内でウイルスに対抗する「中和抗体」が十分な量まで産生されるには、一定のタイムラグが存在します。
厚生労働省インフルエンザワクチン公式発表や日本感染症学会の臨床指針によると、インフルエンザ抗体ができるまでの期間は接種後およそ2週間とされています。その後、接種後約1ヶ月から2ヶ月のタイミングで抗体価(血中の抗体濃度)がピークに達します。
気になるインフルエンザワクチン持続期間は、一般的に接種後約5ヶ月間です。接種から3ヶ月を過ぎたあたりから抗体価は徐々に下降曲線をたどります。つまり、「10月中旬に打った場合、効果は翌年3月中旬頃まで持続する」という計算になります。
「一度打てば1年中効果がある」という認識は医学的な誤りです。ウイルスの流行株が毎年変化することに加え、獲得した抗体自体が半年程度で低下するため、毎年適切なタイミングで接種を更新する必要があります。