日本の旧国名一覧と現在の都道府県対照表|五畿七道から由来まで完全解説にまつわる興味深い視点を分かりやすく発信ます。
日本の旧国名は、大化の改新以降の律令制確立に伴って整備され、長らく「六十六国二島」を基本形として機能してきました。明治初頭の戊辰戦争後に陸奥・出羽の分割や北海道11国の設置が行われ、1871年の廃藩置県によって行政区分としての幕を下ろします。
かつての「五畿七道」に基づく地方区分に沿って、旧国名と現在の都道府県、主要な領域の対照データを整理しました。
地方区分(五畿七道)旧国名(令制国)と読み方現在の主な該当都道府県現代に残る主な痕跡・特徴畿内(五畿)山城(やましろ)、大和(やまと)、河内(かわち)、和泉(いずみ)、摂津(せっつ)京都府南部、奈良県、大阪府東部・南部・北部、兵庫県南東部都が置かれた政治・文化の中枢。阪神間の旧摂津国エリアなど今も強い一体感を持つ。東海道(15国)伊賀、伊勢、志摩、尾張、三河、遠江、駿河、伊豆、甲斐、相模、武蔵、安房、上総、下総、常陸三重、愛知、静岡、山梨、神奈川、東京、埼玉、千葉、茨城武蔵国は東京・埼玉の大部分を占め、首都圏の鉄道網(武蔵野線など)やナンバー名に直結。東山道(8国)近江、美濃、飛騨、信濃、上野、下野、陸奥(※明治に5分割)、出羽(※明治に2分割)滋賀、岐阜、長野、群馬、栃木、福島、宮城、岩手、青森、山形、秋田内陸の山岳・幹線ルート。信濃(信州)や飛騨、上州(上野)など愛称として定着。北陸道(7国)若狭、越前、加賀、能登、越中、越後、佐渡福井、石川、富山、新潟古くは「越の国」と呼ばれた地域が細分化。伝統工芸や観光ブランドに色濃く残る。山陰道(8国)丹波、丹後、但馬、因幡、伯耆、出雲、石見、隠岐京都府北部、兵庫県北部、鳥取、島根日本海側に沿った東西に長い地域。出雲神話や但馬牛など、歴史遺産と食文化の核。山陽道(8国)播磨、美作、備前、備中、備後、安芸、周防、長門兵庫県南西部、岡山、広島、山口瀬戸内海の海上交通と直結。吉備の国が「備前・備中・備後」へ分立した歴史を持つ。南海道(6国)紀伊、淡路、阿波、讃岐、伊予、土佐和歌山、三重県南部、兵庫県(淡路島)、徳島、香川、愛媛、高知紀伊半島南部と四国全域。「讃岐うどん」「土佐日記」など全国区の知名度を誇る。西海道(11国2島)筑前、筑後、豊前、豊後、肥前、肥後、日向、大隅、薩摩、壱岐、対馬(+多褹※古代に編入)福岡、大分、佐賀、長崎、熊本、宮崎、鹿児島九州全域と離島。筑紫・豊・肥の分立や、薩摩・大隅による南九州文化の形成。
中島 亮太
写真家・フォトエディター
シンプルで洗練された住まいづくりとインテリアコーディネートのアイデアを提案しています。