日本語の「4」はなぜ不吉?「し」と「よん」の違いと忌み数の真相

日本語の「4」はなぜ不吉?「し」と「よん」の違いと忌み数の真相とはどのようなものなのか? 背景や要点を丁寧に紐解いて紹介します。

忌み数への配慮は、単なる迷信の枠を超え、建築や不動産、公共サービスの現場において具体的な運用規定として機能してきました。

医療施設や宿泊施設を対象にした業界調査や現場ヒアリングによると、以下のような傾向が明確に確認できます。

  • 病院・介護施設:患者や入所者の精神的ストレスを軽減するため、病室番号の「4号室」「14号室」「42号室」を意図的に欠番とし、3号室の次を5号室(あるいは3号室の次は4を飛ばして直ちに連番を変更)にする設計が長年採用されてきました。
  • ホテル・宿泊業界:冠婚葬祭や旅行客を迎えるホテルでも同様に、4階そのものを設けない(3階の上が5階)、あるいは末尾が4の部屋番号を排除する事例が昭和・平成期に広く普及しました。
  • 自動車ナンバープレート(公的ルール):国土交通省が交付する自動車登録番号標において、希望番号制度を利用しない通常の払い出しでは、下2桁が「42」「49」になる番号は事故や死を連想させる理由から、原則として最初から除外されています。

一方で、近年の都市型高層マンションや合理性を重視する外資系ホテルでは、部屋番号の欠番がフロア案内や消防・救急時の避難誘導で混乱を招くリスクが指摘されるようになり、あえて「4」を排除せず通し番号で管理するケースも増えています。伝統的な心理的配慮と実用性のバランスが、時代とともに再編成されつつあります。

山口 彩花

山口 彩花

写真家・フォトエディター

グルメと旅を愛するフリーライター。全国各地の隠れた魅力を独自の視点から紹介します。

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