日本体育大学はなぜ就職に強い?偏差値の実態や厳しい噂の真相を徹底解説
日本体育大学の学力難易度を測る上で、一般的な文系・理系大学の尺度をそのまま当てはめることはできない。大手予備校の最新模試データによると、日本体育大学の偏差値は全体として40.0〜52.5のレンジに収まる。しかし、この数値を「標準的、あるいはやや平易」と単純に受け止めると、本質を見誤る。
同校の入試制度は、実技試験が課される方式と、学力試験・書類選考のみで合否を判定する方式に大きく分かれている。看板学部である日本体育大学の体育学部(体育学科、健康学科、武道学科、生涯スポーツ学科)では、実技能力の配点が合否を大きく左右する。全国大会出場クラスのアスリートが集う総合型選抜や学校推薦型選抜に対して、一般選抜では基礎学力と基礎体力の双方が問われるため、見かけの偏差値以上の難関度を感じる受験生が少なくない。
対照的なのが、スポーツビジネスや地域振興を科学する日本体育大学のスポーツマネジメント学部(スポーツマネジメント学科、スポーツライフマネジメント学科)だ。こちらは実技試験を課さない一般選抜方式も広く採用しており、英語や国語などの筆記学力が合否を分ける。偏差値も47.5〜52.5前後と学内では比較的高めの水準で推移している。加えて、小学校教員や特別支援学校教員を養成する児童スポーツ教育学部や、理学療法士・救急救命士を目指す保健医療学部など、医療・教育系専門職を目指す学科では筆記対策が必須となる。
日本体育大学の入試倍率は、入試日程や選抜方式によって激しい高低差を見せる。総合型選抜(旧AO入試)やアスリート選抜では志願者が集中する学科で倍率3.5〜5.0倍に達するケースがある一方、共通テスト利用方式の後期日程などでは2倍台に落ち着くこともある。単なる「運動神経の良さ」だけで突破できる時代は終わり、志望動機書における論理的思考力や明確なキャリアビジョンが合否を決定づける要素となっている。