ライセンス藤原一裕の現在と真相|妻山口美沙との絆とテレビ激減の裏側
肉体を極限まで追い込む一方で、藤原は言葉を紡ぐ文筆の世界でも確固たる足跡を残しています。2017年には、長編サスペンス小説『遺産ゲーム』(KADOKAWA)を上梓し、小説家デビューを飾りました。
同作は、莫大な遺産を巡る親族間のドロドロとした駆け引きと、人間の底知れぬエゴをサスペンスフルに描いた力作であり、芸人の余技という先入観を打ち砕く筆力でミステリー読者からも評価を集めました。幼少期からの観察眼や、コント作りで培われた伏線回収の技術が、文章表現に見事に昇華された好例です。
さらに近年では、自身が父親となった経験を反映させ、絵本作家としての創作活動にも着手。『ゲロはいきもの』をはじめとする独創的な視点とユーモアを交えた作品を発表し、子どもたちに命の不思議さや人間臭さを分かりやすく伝える活動を展開しています。フィジカルとインテリジェンスという両極の表現手段を手に入れたことは、藤原のタレント生命をより強靭なものにしました。