プロが教える水糸の張り方完全版!1人でもたるまない結び方と水平の極意
水糸を美しく正確に張るための鉄則は、「基準点の固定」「張力(テンション)の維持」「障害物の完全排除」の3点に集約されます。外構現場の施工データによると、初心者が陥る施工不良の約70%は、糸自体のたわみや、張る途中で杭が動いてしまったことによる位置ズレが原因です。
基礎工事の水糸のコツとして、まず木杭を打ち込んで作成する「丁張り(ちょうはり・やりかた)」の剛性を十分に確保することが欠かせません。杭がグラついている状態では、どれほど強く糸を引いても張力に負けて内側に倒れ込み、正確な直線が得られなくなります。
また、ブロック積みの水糸の張り方では、ブロックの天端(上面)と外面(正面)の角から1〜2mm程度わずかに離して張る「逃げ墨(にげずみ)」の技法がプロの間で標準化されています。糸がブロックに直接触れてしまうと、積むたびに糸が外側へ押し出され、列全体が徐々に波打ってしまうためです。