プロが教える「及び」「並びに」の使い方|契約書・公用文の階層ルール完全版
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公用文や契約書を作成する際、まず押さえるべき大原則は「及び」が主役(基礎)であり、「並びに」は階層を分けるための補助役という優先順位です。英語ではいずれも「and」と訳されることが多いものの、日本語の公用文における及びと並びにには厳格な法令用語接続詞ルールが定められています。
内閣法制局の執務基準や文化庁が示す公用文の指針において、2つの語句は以下のように明確に定義されています。
- 「及び」(一次的連結):並列する要素同士に階層差がない場合、または最も小さな単位の要素を結合する場合に使用する。
- 「並びに」(二次的連結):要素の間にグループ分け(階層構造)が存在し、「及び」によって結ばれた小さなグループ同士をさらに大きく結合する場合に使用する。
日常会話では感覚的に響きの良い方を選びがちですが、公文書作成要領接続詞の基準に従えば、「並びに」は単独では登場できません。必ず文章構造の中に「及び」が存在し、それよりも一段大きな枠組みで要素をつなぐ必要が生じたときに初めて「並びに」の出番となります。この法律用語及び並びに違いを把握することが、破綻のない文書作成への第一歩となります。