プロ野球選手の私服はおしゃれ?ダサい?愛用ブランドと最新事情解剖
プロ野球選手の私服がメディアの主役に躍り出る2大イベントが、2月1日の「春季キャンプ入り」と年末の「契約更改」です。
沖縄や宮崎の空港ロビーに降り立つキャンプ入りの瞬間は、選手にとって新シーズンの幕開けを告げるランウェイのような役割を果たしています。2010年代前半までは、派手な毛皮付きダウンジャケットや全面にブランドロゴが入ったスウェットが目立ちましたが、現在ではモノトーンやアースカラーで統一された洗練されたセットアップや、機能性の高いテック系アパレルが主流です。長時間のフライトや移動による疲労を軽減しつつ、報道陣のカメラに映えるクリーンさを計算したスタイルが選ばれています。
一方、年末の契約更改では、長年定着していた「リクルートスーツ一辺倒」の光景が激変しました。現在では、オーダースーツ専門店で仕立てられた英国調のクラシックスーツや、ノータイのタートルネックを合わせたジャケパンスタイルなど、自らの年俸アップや契約ステータスを品格を持って表現する場へと昇華しています。
この変化の背景には、球団側の「移動着ドレスコード規定」の進化があります。かつては遠征時の全員一律スーツ着用が義務付けられていましたが、現在はオフィシャルスーツパートナーとの提携による高機能ストレッチセットアップの支給や、一定のガイドライン(襟付きシャツ着用、過度なダメージジーンズの禁止など)を守れば私服移動を容認する球団が増加しました。形式的な強制から自律的なセルフマネジメントへと舵が切られたことが、選手のファッション感度を飛躍的に高めています。