平均変化率の公式と求め方とは?微分係数・傾きとの決定的な違いを徹底解説
概念を定着させるために、頻出の平均変化率 計算問題を2つのパターンに分けて解法手順を確認します。特に平均変化率 2次関数に関する問題は、定期試験から大学入試基礎まで頻出です。
例題1:具体的な数値区間における平均変化率
【問題】 関数 $f(x) = x^2 - 3x$ において、$x$ が $1$ から $4$ まで変化するときの平均変化率を求めよ。
【解答手順】
1. $x$ の増加量を計算: $4 - 1 = 3$
2. $y$ の変化を計算:
$f(1) = 1^2 - 3(1) = -2$
$f(4) = 4^2 - 3(4) = 16 - 12 = 4$
$f(4) - f(1) = 4 - (-2) = 6$
3. 公式に当てはめて計算:
$$\frac{f(4) - f(1)}{4 - 1} = \frac{6}{3} = 2$$
【答え】 $2$
例題2:幅 $h$ を含む文字式の平均変化率
【問題】 関数 $f(x) = 2x^2 + 1$ において、$x$ が $a$ から $a+h$ まで変化するときの平均変化率を求めよ。
【解答手順】
1. $f(a+h)$ と $f(a)$ をそれぞれ立式:
$f(a+h) = 2(a+h)^2 + 1 = 2(a^2 + 2ah + h^2) + 1 = 2a^2 + 4ah + 2h^2 + 1$
$f(a) = 2a^2 + 1$
2. 分子の差を計算して整理:
$f(a+h) - f(a) = (2a^2 + 4ah + 2h^2 + 1) - (2a^2 + 1) = 4ah + 2h^2$
3. 分母 $h$ で約分を実行:
$$\frac{4ah + 2h^2}{h} = \frac{h(4a + 2h)}{h} = 4a + 2h$$
【答え】 $4a + 2h$
※なお、この結果に対して極限 $\lim_{h \to 0}(4a+2h)$ を取ると $4a$ となり、これが $x=a$ における微分係数 $f'(a)$ と一致することが確かめられます。