平成10年生まれは今年何歳?干支・長野五輪・名曲と世代の真実
平成10年は、国民的熱狂と社会的不安が激しく交錯した1年でした。日本中が一体となって歓喜した最大のイベントが、2月に開催された長野冬季オリンピックです。白馬のスキージャンプ競技場では、原田雅彦選手が重圧を乗り越えて大ジャンプを見せ、船木和喜選手へとつないで獲得したラージヒル団体金メダルが列島を震わせました。当時の中継で実況アナウンサーが発した「ふなき、ふなき、船木ぃ……」のフレーズは、現在も語り継がれる名シーンです。女子モーグルでは里谷多英選手が冬季五輪で日本人女子初となる金メダルに輝き、スピードスケートでは清水宏保選手が頂点に立ちました。
スポーツ界ではプロ野球・横浜ベイスターズが権藤博監督のもと「マシンガン打線」と絶対的守護神「ハマの大魔神」佐々木主浩投手を擁し、38年ぶりのセ・リーグ優勝および日本一を達成。サッカー界では日本代表がフランスW杯で悲願の初出場を果たしました。その一方で、年末には横浜フリューゲルスの経営難による突然のチーム消滅という痛ましい出来事も起きています。
社会面では、夏に発生した「和歌山毒物カレー事件」が連日センセーショナルに報じられ、社会に大きな衝撃を与えました。経済界では日本長期信用銀行(長銀)や日本債券信用銀行が経営破綻に追い込まれ、金融再生法のもとで国有化されるなど、バブル崩壊後の不良債権問題が深刻な局面を迎えていました。IT分野ではマイクロソフトがWindows 98を発売し、一般家庭へのインターネット本格普及に拍車がかかった年でもあります。
この年の「新語・流行語大賞」では、お笑いコンビ・パイレーツの決め台詞「だっちゅーの」と、佐々木投手の圧倒的活躍を称える「ハマの大魔神」が年間大賞を受賞。自民党総裁選にまつわる「凡人・軍人・変人」などの言葉も世間を賑わせました。